読書によって得られる効果10選!デメリットとその対処法も合わせて解説します!

読書のやり方・始め方
「読書をすると頭がよくなる」「年収が高い人は読書をしている」といった話を聞いたことがある人は多いことでしょう。
しかし、読書の習慣がない人の中には、「具体的にどんな効果があるの?」という疑問を持つ人や、「読むのが苦痛でやる気が出ない」という人も多いのではないでしょうか。
本記事ではそういった方々に向けて、読書の具体的な効果10選を紹介し、読書のデメリットとその対処法も合わせて解説します。
どれも小学校のころから読書をし続けてきた私が強く実感している効果ですので、ぜひ参考にしてみてください。

読書の効果10選

視野が広がる

読書をするということは、他者の視点から見た世界を疑似体験するということです。

小説であれば登場人物の、ビジネス本等であれば著者の視点から見た世界を疑似体験していくことになり、自分では興味を持たないような分野のことを知ることができます。

特に本が素晴らしいのが、その分野に興味がある人の視点をまるごと学べるということです。

その分野の魅力や重要なポイントを最初からおさえることができますし、それを好きな人が何を感じて何を考えているのかの過程をより深く詳細に知ることができます。

新しいことを学ぶ手段はたくさんありますが、その分野を好きな人の視点から「体験できる」のは情報の密度が濃い本ならではの魅力であると言えます。

いろんな人の視点から自分では興味を持たないような世界を体験することで視野が広がり、より豊かな人生にしていくことができるのです。

想像力が上がる

小説を読むときは、活字からその世界を想像しながら読んでいくことになり、さらにそこからそれぞれの心情も想像していくことになります。

これをしなければ読んでいくことはできないので、何も意識していなくても文章から想像する力が自然とついていきます。

また、様々な人の視点や新しい知識を学び、自分では経験しないようなことを疑似体験できるため、他の人の考えや立場、これから起こりうることを想像する力がつきます。

未知の事態に直面した時、本で疑似体験したことを参考にこの先の未来を想像できるということは、決断を下していくうえで大きな力になります。

さらに、自分にはない感覚を持った人の考えや立場を想像できることは人とに関係を築いていくうえで非常に役に立ちます。

読書は一度疑似体験をさせることによって、そういった想像力の制度を飛躍的に高めてくれるのです。

コミュニケーション能力が上がる

読書をすると、様々な立場を想像する力が上がるため、相手の立場に寄り添って話すことができるようになります。

相手の気持ちを想像し寄り添うことが上手くなると、悩みの相談をきくことが上手くなるので、自分から面白い話ができなくてもまた話したいと思ってもらえます。

また、本を通して新しい視点を知っていくことの楽しさも知っているため、相手の考え方や気持ちに自然と興味を持って聞くことができるようにもなります。

自分に興味を持ってくれているとわかると、相手もとても気分よく話をしてくれますし、自分も自然と質問が浮かんでくるため、会話がとても盛り上がります。

さらに、会話のネタや、自分の気持ちを表現する言葉の引き出しも豊富になっていくため、相手に合わせて適切な内容や言葉を選んで話すことができるようになります。

相手の考え方や気持ちをどんどん引き出し、お互いの考えを的確な言葉で表現することで、お互いを理解しあっていくのはとても気持ちいいですし、そうやってできたつながりは切れにくいです。

本を読むとそういったコミュニケーションのやり方を身につけていくことができるのです。

知識や語彙の量が増える

本を読むと、知識や語彙が増えていくのは説明するまでもないことですが、重要なのはそれらを周辺の情報とともに学ぶことができるということです。

本には、知識が体系立てて書かれていて、筆者の考え方も併せて書かれているため、その分野の全体像や、書かれた知識の運用の仕方を一緒に学ぶことができます。

そのため、その分野についての別の知識を学んだ時に今までの知識とつなげて考えることができるようになります。

ただ知識を得るだけでなく、それを自ら運用して次につなげていく力を一緒に得られることが、本で学ぶことの強みです。

語彙に関しても、ただの知識として覚えるのではなく、生きた会話の中での使われ方を物語とともに記憶することができるため、忘れにくく使いやすいです。

生きているとどうしても相手に想いを伝えたいという場面や、助言を相手の心に響かせたいという場面が出てきます。

そんなとき、本を読む中で自分が心動かされた言葉を駆使して、想いを人の心に届けることができれば、それはとても素敵なことだと思います。

読解力や文章力が身につく

読書をすると、常に現代文の練習問題を解いているようなものなので、「文章で書かれたことを理解すること」が得意になっていきます。

現代文のテストが得意になることはもちろんですが、参考書等の内容や人の話を理解することも得意になるため、勉強する力そのものが底上げされていきます。

この力は、何か新しいことを学び挑戦していくことの大きな助けとなるため、人生を通して役に立つ財産になります。

さらにいい文章にたくさん触れることで文章の違和感にも気づきやすくなります。

違和感に気づけるようになると、自分で自分の文章を直せるようになり、伝わりやすい文章を書く力がついていきます。

文章を読み取る力も文章で伝える力も、人生のあらゆる場面で必要になってくるため、読書で鍛えていく意義は非常に大きいです。

偉人や成功者の生き方・考え方を学べる

本は、本来なら会えないような過去の偉人や成功者たちと出会わせてくれるツールです。

人はどうしても出会った人の考え方に強く影響を受けてしまいますが、生き方をまねしたいと思える人と出会うことはとても難しいですし、その人たちから深い話を聞きだすのはさらに難しいです。

しかし、本を使えば、自分の出会いたい人と自由に出会い、その生き方や考え方を吸収することができます。

恥ずかしくてなかなか人に相談できないようなことも本の中の人相手であれば心置きなく相談することができます。

自分の周りの環境に絶望感を抱いている人こそ、本を読んで尊敬できる人を見つけてみてください。

仕事や勉強といった日常の悩みを解決できる

日常生活の中で、私たちは様々な悩みを抱えることになりますが、ほとんどの悩みはすでに誰かが悩んで結論を出しており、それが書かれた本が出されています。

本は情報量が多いため、解決策だけでなくそこに至るまでの過程や考え方なども含めて示してくれ、より深く根本的な解決を得ることができます。

また、筆者自身がそれで悩んだ話を読むと、自分の悩みに共感してもらえた気持ちになり、とても救われます。

否定されることも茶化されることもなく、全世界・全時代の人々の知識や経験を使って悩みの解決ができるので、何か悩んだときはぜひ本に頼ってみてください。

非日常の世界に浸り、ストレスを発散できる

読書は、活字から読み取った情報を自分の頭の中だけで再生していく作業であるため、他の娯楽と比べても没入している感覚が非常に強いです。

情景も人物の顔や声も、自分が見聞きしたことがあるものがベースとなって作られていくため、初めて見る世界にもかかわらずとてもなじみ深く入り込むことができます。

現実を忘れて非日常の世界に浸ると、心が落ち着き、現実のいやな出来事を冷静な目で見れるようになります。

また、スカッとする展開や、心温まる展開を主人公とともに体験するとストレスを発散することができます。

たくさん読んでいくと、自分の好みの物語を選ぶこともうまくなっていくので、より効果が大きくなっていくことと思います。

自分と向き合うことができる

読書は基本的には一人でするものなので、読書をするときは常に本を通して自分自身と対話をしていくことになります。

他人の考え方を知ることで自分の考えも整理されていき、はっきりと見えていなかった自分の本音を拾い出すことができます。

人と話すとどうしてもその人がどう思うかを気にしてしまって自分の意見がぶれてしまいますが、本ならばその心配もなくとことんまで自分の本音を探ることができます。

そうやって作り出されたあなたの芯は、あなたをとても魅力的な人にします。

時には自分の芯がぶれてしまって分からなくなることもあるかと思いますが、そんな時はまた本を読んでみてください。

自分が本当に大切にしたいものが何なのかを思い出させてくれると思います。

とても都合のいい趣味になる

人と話す中でお互いの趣味を聞きあう場面はよくありますが、そこで読書が趣味だと言うと相手からとてもちょうどいい反応をもらうことができます。

娯楽として読んでいるだけでも「すごい」「えらい」と言ってもらえますし、無難な趣味であるため、偏見を抱かれたり嫌味になってしまうこともありません。

図書館を利用していればお金もかからないですし、よほどのことがなければやりすぎて体を壊すこともありません。

本さえあれば時間も場所も選ばずできるため、ちょっとしたスキマ時間や電波の届かない場所でも楽しむことができます。

このように読書とは安全に気楽に楽しめる非常に都合のいい趣味なのです。

読書のデメリット

読書のデメリットとしては次の3つがあげられます。
・本を手に入れるのに手間がかかるもしくはお金がかかる
・好きではない本に時間を取られると苦しい
・本の保管場所に困る
しかしこれらのデメリットは、
1.図書館もしくは有料の本読み放題サービスを利用して気になった本を雑に試し読みする
2.試し読みした中で気に入った本のみを購入する
というやり方である程度は解消されるのでご安心ください。
それではデメリットを具体的に解説していきます。

本を手に入れるのに手間がかかるもしくはお金がかかる

本を読むには、買うか借りるかして本を手に入れなくてはなりません。

しかし、図書館を利用するためには、実際に図書館に行って本を借り、返却期限の前にまた返しに行かなくてはならないため、図書館へのアクセスが悪い場所に住んでいる場合等はかなり手間がかかります。

かと言って本を買うとなると1冊につき数百円から千円前後かかってしまうため、気になった本をすべて買うというのは難しいです。

そのため、図書館もしくは有料の本読み放題サービスを利用しつつ気に入った本のみを購入するというやり方でお金と手間の負担を軽減していくことが望ましいです。

好きではない本に時間を取られると苦しい

日本人の一般的な読書速度は1分あたり400~600文字程度であると言われており、小説1冊分にあたる20万字前後の本を読み終えるのには8時間がかかる計算になります。

それだけの時間を費やしてあまり好みでない本を読んでも、苦しいだけであまり内容が入ってきませんし、本を読むモチベーションもさがってしまいます。

そのため、本を選ぶときは自分が読みたいと思える本を選ぶことと、試しに読んでみて合わなかったら読むのをやめるということが重要になります。

それをするためにもまずは図書館もしくは有料の本読み放題サービスを利用して、興味の持てそうな本を大量に試し読みし、合わないと思った本は罪悪感を持たずに返却することをおすすめします。

本の保管場所に困る

本を読むのはいいことだからと気になったものをたくさん購入すると、それが結構なスペースを占領することになり、部屋が狭くなってしまうことが多々あります。

本は一冊150~450g程度であるため、10冊でも1.5~4.5㎏となり引っ越し等で運ぶのも大変ですし、売ろうとしても大した値段はつかないため、売るのももったいなく感じて処理に困ってしまいます。

そのため、購入する本は厳選することと、電子書籍でもよいものは電子書籍で購入することが望ましいです。

最後に

読書初心者の方であれば、まずはお金をかけずに図書館に行って気になった本を大量に試し読みしてみることをおすすめします。

気になる本がないという方は、面白かった映画の原作や自分の趣味に関する本など、自分が興味のあることに関連する本を選んでみると良いと思います。

このブログでもお勧めの小説を紹介していますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。

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